
神奈川で総合型と地域特化型のおすすめ転職エージェント7選!
2020/12/11神奈川で転職を考える際は、転職エージェントを利用することでその成功率を高めることができます。
こちらの記事では、神奈川の転職市場の情報に加えて、おすすめの転職エージェントや転職エージェントの利用方法をご紹介します。ぜひ神奈川で転職を検討する際のご参考としてください。
目次
神奈川の転職について

神奈川は全国的に見ても、産業が活発であることが特徴です。
県民経済計算(2017年度)によると、一般的な転職先候補となる第2次産業(製造業、建設業等)及び第3次産業(小売業、サービス業等)ともに全国3位であり、産業が活発であることが分かります。
また神奈川には多くの大手企業の本社があり、日産自動車、日本発条(ニッパツ)、日揮、ノジマなどの年間売上高が5000億円を超える大企業が本社を構えています。
また、そのほとんどがみなとみらいエリアに集中しており、近年では京急グループ11社の本社や資生堂の研究所もみなとみらいエリアにその拠点を構え、2022年にはいすゞ自動車の本社の移転が決定しています。
このように、恵まれた転職環境がありそうな神奈川の転職市場ですが、実態はどうなのでしょうか。ここから詳しくご紹介します。
出典:出典:『内閣府 県民経済計算(平成29年度)』
『京浜急行電鉄株式会社 ニュースリリース』
『株式会社資生堂 ニュースリリース』
『いすゞ自動車株式会社 プレスリリース』
神奈川の転職市場について
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の発表によると、神奈川の有効求人倍率は2020年9月で「0.74倍」です。この有効求人倍率は沖縄県に次ぐ全国ワースト2位であり、神奈川の転職市場は冷え込んでいます。
これは新型コロナウイルス感染症の影響もありますが、東京の「1.19倍」と比較するとその人材需要が弱いことは明らかです。 既述した様に神奈川には日本を代表する大企業が多くありながら、なぜこのような有効求人倍率になるのでしょうか。
その理由は人口にあります。
神奈川は産業が活発である一方で、人口は全国2位であり、埼玉の約1.25倍、千葉の約1.47倍の数があります(2019年度の総務省統計局の人口推計)。このように、産業は活発であるものの、人口が非常に多いために有効求人倍率が低くなるのです。
一方で、厚生労働省の令和2年度地域別最低賃金改定状況によると、神奈川の最低賃金は1012円です。この最低賃金は全国トップレベルで、都内の最低賃金1013円とほぼ同じ水準となります。
出典:『独立行政法人 労働政策研究・研修機構 職業紹介-都道府県別有効求人倍率』
『厚生労働省 令和2年度地域別最低賃金改定状況』
転職エージェントを利用するメリット
賃金は全国トップレベルであるものの、人材需要が低い神奈川において好条件の求人は狭き門であり、万全な対策が必要です。
そのため転職エージェントを利用し、転職のプロであるアドバイザーによる書類添削や面接対策サービスを受けることが非常に重要で、これにより転職を効率的に進められるだけでなく、転職成功の可能性を高めることができます。
また、転職エージェントは多くの求人を保有しているので、求職者は自分の特性や転職希望に合った求人紹介を受けることができます。その上、転職エージェントで蓄積している過去の求職者の属性や転職先、そこでの定着率などの膨大な情報をもとに、自分自身の市場価値やマッチングしやすい業界・職種を把握することも可能です。
これだけのサービスや情報の提供を基本的には無料で受けられることも、転職エージェントを利用する大きなメリットとなります。
神奈川で転職活動する際に役立つ転職エージェント
転職エージェントを利用するメリットはご紹介しましたので、こちらでは神奈川で転職する際に、ぜひチェックしていただきたいおすすめの転職エージェント(総合型)をご紹介します!
総合型転職エージェントとは?
転職エージェントは大きく2つに分けることができます。あらゆる業界や企業を網羅し、数万〜数十万に及ぶ求人を保有している「総合型」の転職エージェントと、求職者や企業の属性などにおいて、特定分野に特化した求人を保有している「特化型」の転職エージェントです。
総合型はいわゆる大手の転職エージェントで、圧倒的な求人数に加え、転職市場における情報量を豊富に持っていて、転職アドバイザーの質も高いと言われています。転職活動において総合型エージェントへの登録は必須になりますので、次のエージェントをぜひ参考にして下さい。
リクルートエージェント | 保有求人数トップクラス
リクルートエージェントは、国内最大手の転職エージェントです。求人数は21万件を超えています(リクルートエージェント公式サイトより)。
リクルートエージェントのサービスを提供するリクルートキャリアは、転職だけでなく新卒採用支援でも多くの企業と取引きがあり、新卒採用と中途採用の両方向から企業をバックアップしています。よって、リクルートエージェントでしか扱っていない求人も多々あり、他のライバルエージェントを圧倒する求人数を誇っています。
神奈川に限定すると、公開求人が7966件、非公開求人が9892件となります(同社公式サイトより)。
また2011年度時点の情報と少し古いのですが、同社公式サイトの情報をまとめると次の通りとなります。
- 転職決定者の年齢層は26歳から30歳が44%と最も多い
- 転職決定の業界は「IT・通信」が約21%でトップ、同決定職種は「営業」が約27%でトップ
- 転職決定者のうち約63%が年収アップに成功
- 保有求人の約90%が内資系企業で、外資系企業は10%の割合
同社は横浜駅や都内に拠点を構えていますので、お近くの場合は足を運ぶこともおすすめです。それ以外の場合は電話サポートが中心となりますが、相談時間は平日は20:00まで、土日祝は18:00まで受け付けていますので、忙しい転職希望者が重宝するサポート体制を設けています。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
※2020年11月現在、希望に応じて相談時間は柔軟に対応してくれるようです。
doda | 転職者満足度1位
出典:『doda』
doda公式サイトによるとdodaの求人数は約10万件で、リクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る大手の転職エージェントです。神奈川に限定すると公開求人が5699件となっています(同社公式サイトより)。
dodaはアドバイザーの評価が特に高いエージェントで、そのサポート力が評価されているだけでなく、LINEを使ってアドバイザーと気軽に連絡を取れる点など、そのサポート体制も評価を得ています。 丁寧で、且つ利用しやすいサポートは求職者が重視する項目であり、同社はエージェント調査における満足度ランキングで1位(同社公式サイトより)を獲得することもあります。
また、あらゆる年代に対して転職サポートを提供していますが、同社公式サイトの2018年度の公開データでは、転職決定者の年齢層は25歳から29歳が約39%と最も多くなっています。
相談に際しては、横浜駅とみなとみらい駅、及び都内に拠点があるので、アクセスがいい場所にお住まいの場合は足を運ぶことをおすすめします。その他の場合は電話サポートが中心となります。平日の面談時間が20:30まで、日祝は面談ができないものの、土曜日は18:30まで受け付けている点も、忙しい転職希望者への強みと言えます。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
マイナビエージェント | 20代や第二新卒、未経験でも応募できる求人多め
出典:『マイナビエージェント』
マイナビエージェントは知名度が高く、転職エージェントの大手であり総合型にカテゴライズされます。求人数は、推定約9.5万件です(具体的な数字は非公開)。神奈川に限定すると公開求人が1978件、非公開求人が784件となります(同社公式サイトより)。
同社は転職実績等に関する情報も公開していないのですが、総合型転職エージェントでありながら、企業については「IT」や「情報通信」の分野、求職者については「20代」や「第二新卒」「未経験転職」に強みを持っている点が特徴です。
横浜駅及び都内にも拠点を構えておりますので、アクセスが良い場所にお住まいの場合は、足を運ぶことをおすすめします。その他の場合は電話サポートが中心となります。相談時間は、平日は20:30まで受け付けていて、土曜日は17:30までの面談が可能です(日祝はお休み)。
ただ拠点によって異なるケースがありますので、お電話で確認されることをおすすめします。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
パソナキャリア | メーカー系の求人が多くサポートも手厚い
出典:『パソナキャリア』
パソナキャリアも国内の大手転職エージェントであり、パソナキャリア公式サイトによると、その求人数は約5万件となります。神奈川に限定すると、公開求人は1754件です(同社公式サイトより)。
創業年はリクルートエージェントよりも1年古く、転職における長年のノウハウを多く蓄積している歴史あるエージェントです。そのため、付き合いが深い企業も多く、パソナキャリアでしか募集していない求人もよく見かけます。特にメーカー系の求人が多いことが特徴です。
求人の質については「的外れなものが少ない」と評価が高く、サポート体制に加えて求人の質の面でも評価を得ているエージェントです。 同社が公式サイト上で公開している情報では、求人業界は「ソフトウェア・通信」がトップで約19%、職種は「IT・エンジニア」が最も多く約22%となっています。転職による年収アップ率は約67%です。
同社は横浜にも拠点を構えておりますので、横浜か都内にアクセスの良い場所にお住まいの場合は、足を運ぶことをおすすめしますが、その他の場合は電話サポートが中心となります。相談時間は平日は 21:00まで、土曜日は18:00まで受け付けています(日祝はお休み)。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
Spring転職エージェント(アデコ)|専門職に強いコンサルタントがサポート
Spring転職エージェントは、世界26カ国にオフィスを構えるアデコグループの転職エージェントです。Spring転職エージェント公式サイトによると、約4万4000件の求人を保有しています。神奈川に限定すると、公開求人は1040件となります(同社公式サイトより)。
高度な専門性を持った(専門職)転職に強みを持っており、特に海外に拠点を持つ企業の求人も多く取り揃えている点が特徴です。 また、コンサルタント(アドバイザー)が企業と求職者の両方を担当しているので、鮮度の高い情報をダイレクトに入手することが可能です。
同社は神奈川に拠点を構えていないため、都内にアクセスの良い場所にお住まいの場合は都内の拠点に足を運ぶことをおすすめしますが、その他の場合は電話サポートが中心となります。相談時間は平日が20時までで、それ以外の曜日は応相談となっております。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
JACリクルートメント | ハイキャリア向けの非公開求人が豊富
JACリクルートメントは、外資系企業や海外転職に強みを持つエージェントで、海外のJACリクルートメントグループと業務提携をしており、イギリス・シンガポール・マレーシア・インドネシア・中国・タイ・韓国・香港・ベトナムなどにネットワークを有しています。
高収入、ハイスペック案件が多く、海外にも拠点を持つグローバル企業の求人も多く取り扱っています。 約800名のコンサルタントが在籍しており、紹介求人数の60%が非公開求人です(JACリクルートメント公式サイトより)。
同社が公式サイト上で公開している情報では、2017年度の実績として、40歳以上の転職成功者が最も多く、全体の50%を超えていることが特徴で、転職先の職種としては、技術系と営業系の実績が最も多くなっています。
また、1人の求職者に対して1人のアドバイザーが付くことが主流の転職エージェントの中で、同社は企業ごとに異なるアドバイザーが担当しているので、業界や企業、職種について理解が深い担当者が多く、企業の情報を詳しく収集できる点が強みとして挙げられます。
同社は横浜駅及び都内にも拠点を構えておりますので、アクセスが良い場所にお住まいの場合はぜひ足をお運び下さい。その他の場合は電話やWEB面談によるサポートが中心となります。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
神奈川の転職に強い地域特化型転職エージェント
続いて、神奈川やその周辺地域の転職に特化している地域特化型の転職エージェントをご紹介します!
日総ブレイン | 30年以上の実績と評価の高いコンサルティング

日総ブレインは日総ブレイン株式会社が運営する転職エージェントです。同社は1986年に設立され、神奈川の中でも特に横浜市の求人を中心に、転職支援や人材派遣を行ってきた歴史ある企業です。
神奈川に限定すると公開求人数は237件ですが、非公開求人も多数扱っています(同社公式サイトより)。
同社公式サイトによると、紹介可能な職種は、「機械・電気・電子・半導体制御系エンジニア」「ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)」「管理職」が中心となっています。
よって、エンジニア職種や管理職で転職を希望している方は、特に利用をおすすめするエージェントです。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
【大見出しのポイントまとめ】
転職エージェントの登録に迷うことがあれば、今回ご紹介したエージェントにまず登録することをおすすめします。
登録して利用していく中で、自分の市場価値を把握しつつ、自分に合う転職エージェントを数社に絞り併用していきましょう。
転職エージェントの利用方法
具体的におすすめの転職エージェントをご紹介しましたが、これらの転職エージェントをより効果的に利用するためには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。
こちらでは転職エージェントを利用する際に気をつけるべきポイントをいくつかご紹介します。まずは、転職エージェントを利用する際の具体的なフローをご紹介します。
1.転職エージェントに登録
気になる転職エージェントのサイトにある登録フォームに必要事項を入力し、登録します。登録に際してはそこまで多くの情報を求められないので、数分で完了することがほとんどです。
2.転職アドバイザー(キャリアアドバイザー)との面談の日程調整
登録が完了すると、転職エージェントの担当者から電話、またはメールで連絡がきますので、面談の日程を調整します。
お近くに転職エージェントの拠点がない場合は、電話面談やWEB会議システムを用いた面談がメインになります。
3.転職アドバイザー(キャリアアドバイザー)との面談、キャリアカウンセリング
面談内容は求職者のスキルや経験、志望業界や志望企業、転職理由などの確認です。 所要時間は多くのエージェントで2時間程度となっています。
4.求人紹介
面談内容に基づいて、求人の紹介を受けます。
5.応募(必要であれば応募書類の添削や面接対策のサポート)
求職者は興味のある求人があれば応募して、選考に進みます。面接等の日程調整についても、基本的にはアドバイザーが代行してくれます。
※必要に応じて応募書類の添削や面接対策のサポートを受けます。
6.面接
書類選考に合格した後は、面接に進むことになります。
7.内定
選考が順調に進んだ場合、内定連絡を受けます。この内定連絡もアドバイザーから受けることになります。
その後、給与の交渉や現職の退職手続きが必要になります。これらは求職者に大きな負担がかかるものなので、アドバイザーから適切なアドバイスを受けながら対応することになります。
転職エージェントに希望条件(職種・業界・年収・勤務地)を明確に伝える
転職アドバイザーは転職のプロフェッショナルですが、転職するのは求職者自身です。
限られた時間の中で、転職アドバイザーから効果的なアドバイスを得るためにも、希望の条件や自分のスキル、経験はある程度明確にしてから相談に進むことがおすすめです。
非公開求人があれば紹介してもらう
求人には表に出ない非公開求人があります。
非公開求人は、求められるスキルや経験が高いことや、その求人内容から新規のプロジェクトや事業計画が推察されることを避けるために、公にならない求人を意味します。
求められる求人のスペックが高いために、年収などの待遇面が良いことが特徴です。
転職エージェントとの相性が合わなければ変更をお願いする
転職アドバイザーとの相性が悪ければ、変更を申し出ることも可能です。
コミュニケーション不足やそもそも求職者が志望する求人を扱っていないなどの場合は別の対応が必要ですが、人対人のお話なので、合う合わないはどうしても生じてしまいます。 アドバイザーとの相性が悪いと感じた場合は、その理由を出来る限り明確にした上で、アドバイザーの変更を申し出ることも可能です。
理由を明確に伝えることで、次のアドバイザーの人選の際に転職エージェント側で参考にすることが可能になりますので、ご自身のためにも必ず理由を伝えるようにしてください。
まとめ
今回は神奈川で転職する際におすすめの転職エージェント7社を紹介しました。
転職成功の鍵は、キャリアアドバイザーや転職のタイミングによるところもありますので、1つの転職エージェントに固執せずに、複数の転職エージェントを積極的に利用しながら転職活動を進めてください。
特徴の異なる転職エージェントを使って幅広く情報を収集しつつ、転職活動を効率的に進めましょう!
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