
秋田で総合型と地域特化型のおすすめ転職エージェント5選!
2020/12/11秋田は、古くは第一次産業が盛んであり、現在でも「あきたこまち」に代表される日本有数の米どころです。
しかし、戦後に行われた減反政策や安価な外国産米の流入、さらには後継不足により農業は当時と比較すると衰退しています。
内閣府が発表している県民経済計算(2017年度)によると、秋田の実質総生産は年間約3.4兆円で、東北地方では最も低い数字となっています。
同県民経済計算では東京の実質総生産は年間約106兆円となりますので、その経済規模の差は一目瞭然であり、求人数も都内に比べると少なくなります。
よって、限られた求人情報を漏らさず収集することが非常に重要で、気になる求人があった場合は、そのチャンスを逃さないように万全の体制を整えて選考に挑むことが求められます。
これらの状況を考慮すると、求人情報を豊富に保有しており、転職におけるプロフェッショナルである転職アドバイザーのサポートが受けられる転職エージェントの活用が必須となります。
こちらの記事では、秋田の人材市場の情報に加えて、おすすめの転職エージェントや転職エージェントの利用方法をご紹介します。
ぜひ秋田で転職を検討される際のご参考としてください。
出典:『内閣府 県民経済計算(平成29年度)』
秋田の転職について

秋田には、秋田スギや、あきたこまちに代表されるお米、そして日本酒など、様々な名産品があります。
また、あきた企業立地サポートガイドによると、2018年度の「一戸建て住宅比率」「持ち家比率」「持ち家住宅の畳数(1人当たり)」において、秋田はいずれも日本1位であり、住環境も魅力的です。
また、同ガイドによると、小中学生の学力も全国トップクラスで、犯罪率が低い点も秋田の魅力です。
その一方で、先ほどご紹介した通り秋田の実質総生産は東北で最も低く、産業が衰退状態にあることも事実です。
この現状を打破すべく、新たな事業にも着手しており、例えば風力発電(洋上風力発電)では、日本のパイオニアとして次世代エネルギー浸透の旗振り役を期待されています。
秋田の転職市場について
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の発表によると、秋田の有効求人倍率は2020年8月で「1.23倍」となっています。
東北地方の有効求人倍率が「1.09倍」なので、東北内において非常に需要が高い傾向にあることが分かります。また、全国的に見ても東京の有効求人倍率「1.22倍」を超えており、秋田は求職者に有利な環境であると言えます。
一方で、厚生労働省の令和2年度地域別最低賃金改定状況によると秋田の最低賃金は792円です。
東北地方では同レベルを最低賃金としている県が多いのですが、792円は全国でワーストの賃金となります。都内の最低賃金1013円に対して大幅に劣るため、都内での転職と比べると給与が低くなる可能性が高くなります。
しかし、都内に比較して支出が少なく済む面もありますので、この賃金レベルの差がそのまま生活レベルに影響するわけではない点に注意が必要です。
出典:『独立行政法人 労働政策研究・研修機構 職業紹介-都道府県別有効求人倍率』
『厚生労働省 令和2年度地域別最低賃金改定状況』
転職エージェントを利用するメリット
求人倍率は高いとはいえ、企業数は少ないので秋田で希望通りの転職をすることは決して簡単ではありません。
しかし、多くの求人を保有している転職エージェントに相談することで、求職者は自分の特性や転職希望に合った求人紹介を受ける可能性を高めることができます。
また、転職エージェントは、過去の求職者の属性や転職先、そこでの定着率などの膨大な情報を蓄積していますので、自分の市場価値やマッチングしやすい業界・職種を把握することも可能です。
さらに、転職のプロであるアドバイザーによる書類添削や面接対策サービスも受けることができますので、転職を効率的に進められるだけでなく、転職成功の可能性を高めることができます。
これだけのサービスや情報の提供を基本的には無料で受けられることも、大きなメリットです。
秋田でおすすめの総合型転職エージェント
転職エージェントを利用するメリットはご紹介しましたので、こちらでは秋田で転職する際に、ぜひチェックしていただきたいおすすめの転職エージェント(総合型)をご紹介します!
総合型転職エージェントとは?
転職エージェントは大きく2つに分けることができます。
あらゆる業界や企業を網羅し、数万〜数十万に及ぶ求人を保有している「総合型」の転職エージェントと、求職者や企業の属性などにおいて、特定分野に特化した求人を保有している「特化型」の転職エージェントです。
総合型は所謂大手の転職エージェントで、圧倒的な求人数に加え、転職市場における情報量を豊富に有しており、転職アドバイザーの質も高いと言われています。
転職活動において総合型のエージェントへの登録は必須になりますので、以下のエージェントをぜひ参考にしてください。
doda | 転職者満足度1位
出典:『doda』
doda公式サイトによるとdodaの求人数は約10万件で、国内最大手のリクルートエージェントに次ぐ求人数を誇る大手の転職エージェン
秋田に限定すると、公開求人が760件となります(
dodaは特にアドバイザーの評価が高いエージェントで、そのサポート力が評価されているだけでなく、LINEを使ってアドバイザーと気軽に連絡を取れる点など、そのサポート体制も評価を得ています。
丁寧で、
また、
電話サポートが中心となりますが、平日の面談時間が20:30まで、日祝は面談ができないものの、土曜日は18:30まで受け付けている点も、忙しい転職希望者への強みと言えます。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
リクルートエージェント | 保有求人数はダントツの1位
リクルートエージェントは、国内最大手の転職エージェントです。
求人数は21万件を超えています(
よって、リクルートエージェントでしか扱っていない求人も多々あり、他のライバルエージェントを圧倒する求人数を誇っています。
秋田に限定すると、公開求人が313件、非公開求人が156件となります(同社公式サイトより)。
また2011年度時点の情報と少し古いのですが、
・転職決定者の年齢層は26歳から30歳が44%と最も多い
・転職決定の業界は「IT・通信」が約21%でトップ、
・転職決定者のうち約63%が年収アップに成功
・保有求人の約90%が内資系企業で、外資系企業は10%の割合
電話サポートが中心となりますが、相談時間は平日は20:00まで、土日祝は18:00まで受け付けていますので、忙しい転職希望者が重宝するサポート体制を設けています。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
※2020年11月現在、
マイナビエージェント | 20代や第二新卒、未経験でも応募できる求人多め
出典:『マイナビエージェント』
マイナビエージェントは知名度が高く、
秋田に限定すると公開求人が240件、非公開求人が108件となります(同社公式サイトより)。
同社は転職実績等に関する情報も公開していないのですが、
電話サポートが中心となりますが、相談時間は、平日は20:30まで受け付けており、土曜日は17:30までの面談が可能です(日祝はお休み)。ただ拠点によって異なるケースがありますので、電話で確認されることをおすすめします。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
Spring転職エージェント(アデコ)|専門職に強いコンサルタントがサポート
Spring転職エージェントは、世界26カ国にオフィスを構えるアデコグループの転職エージェントです。
Spring転職エージェント公式サイトによると、
秋田に限定すると、公開求人は221件となります(同社公式サイトより)。
高度な専門性を持った(専門職)転職に強みを持っており、特に海外に拠点を持つ企業の求人も多く取り揃えている点が特徴です。
また、コンサルタント(アドバイザー)が企業と求職者の両方を担当しているので、鮮度の高い情報をダイレクトに入手することが可能です。
電話サポートが中心となりますが、相談時間は平日が20時までで、それ以外の曜日は応相談となっております。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
秋田の転職に強い地域特化型転職エージェント
続いて、秋田やその周辺地域の転職に特化している地域特化型の転職エージェントをご紹介します!
ヒューレックス | 東北地方の転職支援に特化
出典:『ヒューレックス』
ヒューレックスはヒューレックス株式会社が運営している転職エージェントです。
仙台に本社を構え、全国に支店がありますが、東北地方の転職支援に重点をおいています。
ヒューレックス公式サイトによると、公開求人は8890件にのぼり、非公開求人は推定2万6000件となります(非公開求人は全体の75%との記載から逆算)。
公開求人について、勤務地を秋田に絞ると、228件の求人紹介となっています(同社公式サイトより)。
東北地方を中心に、地元の銀行から優良企業の紹介を受けて、その紹介先企業の求人を扱うユニークな方法で独占求人を扱っており、相談時間も基本的には求職者に合わせる方針であることから、求人の質やサポート体制の充実に期待できます。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
転職エージェントの利用方法
具体的におすすめの転職エージェントをご紹介しましたが、これらの転職エージェントをより効果的に利用するためには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。
こちらでは転職エージェントを利用する際に気をつけるべきポイントをいくつかご紹介します。
・転職エージェントに登録
・転職エージェントと面談の日程調整
・面談・キャリアカウンセリング
・求人紹介
・応募(必要であれば応募書類の添削や面接対策のサポート)
・面接
・内定
まずは、転職エージェントを利用する際の具体的なフローをご紹介します。
1.転職エージェントに登録
気になる転職エージェントのサイトにある登録フォームに必要事項を入力し、登録します。登録に際してはそこまで多くの情報を求められないので、数分で完了することがほとんどです。
2.転職アドバイザー(キャリアアドバイザー)との面談の日程調整
登録が完了すると、転職エージェントの担当者から電話、またはメールで連絡がきますので、面談の日程を調整します。お近くに転職エージェントの拠点がない場合は、電話面談やWEB会議システムを用いた面談がメインになります。
3.転職アドバイザー(キャリアアドバイザー)との面談、キャリアカウンセリング
面談内容は求職者のスキルや経験、志望業界や志望企業、転職理由などの確認です。所要時間は多くのエージェントで2時間程度となっています。
4.求人紹介
面談内容に基づいて、求人の紹介を受けます。
5.応募(必要であれば応募書類の添削や面接対策のサポート)
求職者は興味のある求人があれば応募して、選考に進みます。面接等の日程調整についても、基本的にはアドバイザーが代行してくれます。※必要に応じて応募書類の添削や面接対策のサポートを受けます。
6.面接
書類選考に合格した後は、面接に進むことになります。
7.内定
選考が順調に進んだ場合、内定連絡を受けます。この内定連絡もアドバイザーから受けることになります。その後、給与の交渉や現職の退職手続きが必要になります。これらは求職者に大きな負担がかかるものなので、アドバイザーから適切なアドバイスを受けながら対応することになります。
転職エージェントに希望条件(職種・業界・年収・勤務地)を明確に伝える
転職アドバイザーは転職のプロフェッショナルですが、転職するのは求職者自身です。
限られた時間の中で、転職アドバイザーから効果的なアドバイスを得るためにも、希望の条件や自分のスキルや経験はある程度明確にしてから相談に進むことがおすすめです。
非公開求人があれば紹介してもらう
求人には、表に出ない非公開求人があります。
非公開求人は、求められるスキルや経験が高いことや、その求人内容から新規のプロジェクトや事業計画が推察されることを避けるために、公にならない求人を意味します。
求められる求人のスペックが高いために、年収などの待遇面が良いことが特徴です。
転職エージェントとの相性が合わなければ変更をお願いする
転職アドバイザーとの相性が悪ければ、変更を申し出ることも可能です。
コミュニケーション不足や、そもそも求職者が志望する求人を扱っていないなどの場合は、別の対応が必要ですが、人対人のお話なので、合う合わないはどうしても生じてしまいます。
アドバイザーとの相性が悪いと感じた場合は、その理由を出来る限り明確にした上で、アドバイザーの変更を申し出ることも可能です。
理由を明確に伝えることで、次のアドバイザーの人選の際に、転職エージェント側で参考にすることが可能になりますので、ご自身のためにも必ず理由を伝えるようにしてください。
まとめ
今回は秋田で転職する際におすすめの転職エージェント5社を紹介しました。転職成功の鍵は、キャリアアドバイザーや転職のタイミングによるところもありますので、1つの転職エージェントに固執せずに、複数の転職エージェントを積極的に利用しながら転職活動を進めてください。特徴の異なる転職エージェントを使って幅広く情報を収集しつつ、転職活動を効率的に進めましょう!