
転職を考えるきっかけ12選!後悔しない選択をするための方法とは?
2020/11/27「転職したいけれど、本当に転職するか迷う」
「そもそもこんな理由で転職してもいいのかな?」
こんな悩みを抱えていませんか?
日々仕事を頑張っている中で、さまざまな理由から転職を考えはじめたけれど、本当に転職するか悩んでいる方も多いと思います。今の仕事を続けるか、転職して新しい環境で頑張るか、どちらを選ぶかはとても大きな選択です。
そこで本記事では、次の内容についてお伝えします。
- よくある転職を考え始めたきっかけ
- 後悔しない選択をするために考えたいこと
多くの人が転職を考えるきっかけを紹介しますので、「あ、自分と同じ考えだ!」「こういう理由で転職する人もいるんだ」と参考になると思います。
ぜひ最後までご一読くださいね。
目次
理由別・転職を考えるきっかけ12選
では、実際に転職を経験した人がどのようなきっかけで転職を考え始めたかを紹介します。
大きく次の5つに分けて、紹介していきます。
(A) キャリアアップ
(B)会社・業界への不安
(C) 労働環境・待遇
(D)人間関係
(E)ライフイベント
同じきっかけの部分を読んで参考にすることはもちろん、自分が転職を考え始めたきっかけとは別の理由も参考になると思いますので、ひとつずつ見ていってくださいね。
理由(A)キャリアアップ

まず、キャリアアップに関する転職を考えるきっかけを2つ紹介します。
1.ほかにやりたい仕事がある
社会人経験を積んでいくなかで、他の業界や職種に興味を持ち、転職を考える人も多くいます。dodaが発表している『転職理由ランキング2019』では、「他にやりたい仕事がある」が第1位となっています。
社会でさまざまな経験を積んだからこそ新しくやりたいことが見える、逆に「やっぱり昔からチャレンジしたかった仕事にチャレンジしたい」と思い、転職を考えるきっかけとなるケースがあります。
※出典:『転職理由ランキング2019』
2.ヘッドハンティングされた
友人・知人の会社、または取引先からヘッドハンティングされるケースもあります。
ヘッドハンティング先での仕事がやりたい内容であり、これまでより仕事の幅が広がる可能性があるならば、前向きに検討していいでしょう。
ただし、しっかりと給与や条件を確認することや、引き継ぎをしっかり行ったうえで現在の会社を退職すること、などの配慮も必要です。
理由(B) 会社・業界への不安
次に、会社や業界に対する不安からくる、転職を考えるきっかけについてです。こちらも2つのきっかけを紹介していきます。
3.会社の将来性が不安
「会社の売上が落ちている」「出勤してもやることがない」といった状況から、不安を感じて転職を考えるケースもあります。
会社の将来性が不安で転職を検討する場合、会社の将来性が不安定なのは一時的な状況で改善が見込めそうなのか、もしくは、しばらく不安定な状況が続くのかを冷静に考える必要があります。
4.業界の将来性が不安
いまのところ自社の売上は問題ないけれど、業界全体では売上が落ちていたり、需要が減少していたりすると、「別の業界へ転職した方がいいのかな」と感じて転職のきっかけとなることがあります。
会社の将来性に不安を感じた場合と同じで、一時的なのか、今後改善の見込みがないのかを考えたうえで、転職するかしないかを決めましょう。
理由(C) 労働環境・待遇

次に、労働環境・待遇にまつわる転職を考えるきっかけを3つ紹介します。
5.土日に休みたい
接客業などシフト制の仕事に就いている場合、休みが不規則なので土日に休みたいと思い、転職を考える人も多くいます。
特に、結婚して家族が土日休みの場合や、お子さんがいらっしゃる場合は、学校や幼稚園は月曜日~金曜日までなので、土日休みでないと子育てとの両立が困難な場合もあるでしょう。
6.給与に不満がある
生活していくために必要な給与があまりにも低く、転職を検討する場合もあります。しかし、中には自分の給与が高いのか安いのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
職業に応じて月収などは異なりますが、参考として雇用形態別の平均年収を記載します。
- 正規雇用:325.4万円
- 非正規雇用:211.2万円
※出典:『令和元年賃金構造基本統計調査』
平均年収と現在の年収を比較して、本当に給与が低いのか考えてみましょう。
7.残業が多い・休日が少ない
毎日のように残業をして、休日が週1回もしくはもっと少なく、「つらい」と感じている人もいると思います。実際に、残業が多かったり休日が少なかったりすると、体調を崩してしまう原因になるおそれもあります。
また、プライベートの時間がなくなり、精神的ストレスをかかえてしまいがちです。
8.評価制度に不満がある
会社の評価制度がはっきりしていない、適正な評価を受けられないという状況だとやりがいを見失ってしまう原因になります。
上司が好き嫌いで評価を決めてしまったり、明確な評価項目などがなかったりすると、どこを目指して頑張ればいいのかわからなくなってしまいやすいです。
理由(D) 人間関係
次に、人間関係にまつわる転職を考えるきっかけについてです。
9.上司・同僚との人間関係がよくない
1日の約1/3を一緒に過ごす上司や同僚との人間関係がよくないと、いくら仕事内容が合っていても、次第に出勤するのがつらくなってしまいやすいです。
人間関係に問題を抱えている場合は、部署異動や事業所異動を会社に打診してみましょう。いまの環境では人間関係がよくなくても、別の場所では安心して働ける可能性があります。
10.ハラスメント被害を受けている
次の事例に当てはまる場合、ハラスメント被害に相当するおそれがあるので注意が必要です。
- 罵倒を受ける
- 仕事でミスをすると叩かれる
- 執拗にプライベートのことを聞かれる
- 無理な仕事量を押し付けられる、または仕事を振ってもらえない
もしこのような被害を受けている場合は、上司など周囲の人に相談を。我慢せずに、自分の身を守ること第一に行動してください。
理由(E) ライフイベント

最後に、ライフイベントによる転職を考えるきっかけの例を紹介します。
11.U・Iターン・引っ越し
「地元に戻って生活をしたい」「家族の転勤にともなって引っ越しをする」など、生活環境の変化によって転職を考えるケースもあるでしょう。
ライフイベントによる転職は、決して悪いことではありません。これまでの経験を活かし、新天地での職場をゆっくり探していってくださいね。
12.結婚・出産・子育てとの両立
結婚や出産、また子育てとの両立のため、転職を検討する方もいるでしょう。しかし、近年は働き方改革や新型コロナウイルスの感染拡大防止の側面から、在宅で働く「テレワーク」も浸透しつつあります。
結婚などによる生活の変化があっても、比較的継続して働きやすい環境があるのも事実です。テレワークで働ける職場か、または出勤しなければ勤務が難しい仕事か、という部分も転職するかしないかを左右する要因となっています。
後悔しない選択をするために考えたいポイント
ここまで転職を考えるきっかけについて、お伝えしてきました。しかし、転職を考えること事体は、決して悪いことではありません。
転職を考え始めた時は、自分が納得感をもって働くために、自分を見つめ直すチャンスです。そのため、ここでは後悔しない選択をするためにおさえておきたいポイントを3つ紹介します。
1.いきなり退職をしない
転職を考え始めた人の中には、ストレスや不満を抱えている人も多いと思います。けれども、いきなり退職するのは基本的におすすめしません。
退職後、すぐ転職先が見つからなかったり、「やっぱり前の会社が合っていた」と後悔したりする原因になりかねないからです。
落ちついて転職するかしないかを冷静に考えるのが、後悔しないための第一歩です。
ただし、ハラスメント被害を受けている、ストレスなどから心身に影響が出ている場合は、退職や休職をするなど、自分の身を守ることを最優先にしましょう。
2.いまの会社で悩み・問題が解決しないか考える
転職を考え始めたら、転職を考えたきっかけ・理由をいまの会社で解決できないか考えてみてください。もしかしたら、上司に相談したり、部署異動を願い出たりすることで悩み・問題が解決するかもしれません。
いまの会社を客観的に見つめ直すことで、「やっぱり今の会社がいい」と、良さに気がつく可能性もあります。
また、悩みや問題としっかり向き合っておくことで、転職活動をすると決意した場合に、いまの会社と比較してより自分に合う会社を選ぶ判断材料になるので、おすすめです。
3.仕事で叶えたい条件の優先順位を考える
仕事をするにあたり、叶えたい条件の優先順位は、人それぞれ異なります。納得のいく働き方・職場を見つけるために、仕事で叶えたい条件の優先順位を見直しましょう。
叶えたい内容の一例はこちらです。
- 業界
- 職種
- 勤務地
- 給与
- 雇用形態
- 休日数 など
頭の中で考えるだけでなく、紙に書き出しながら考えてみると、客観的に優先順位を考えやすくなります。
まとめ|後悔しない選択をしよう
日々仕事をしていると、うまくいかないことやつらいことなどが、たくさんあると思います。そんな中「いまの会社をやめよう」と、転職を考えるきっかけがあるかもしれません。
転職を考えること自体は悪いことではないので、ゆっくりと本当に転職するかしないかを検討しましょう。
「こんな理由で転職を考えてもいいのかな?」と不安になり、この記事を読んでくださった方の参考になれば幸いです。