
不動産業界の転職に強い転職エージェント9選と選び方のコツを紹介
2020/11/27不動産業界へ転職を考えている人の中には「何から手を付けて良いのかわからない」と感じている人もいるのではないでしょうか。不動産業界は業種・職種が複雑で様々な種類の求人があるため、自分に合った求人を探すのが難しいかもしれません。
不動産業界への転職には、プロとして転職活動をリードしてくれる転職エージェントの利用がおすすめです。この記事では転職エージェントを利用するメリットや活用のコツ、おすすめのサービスを解説していきます 。
不動産業界に興味のある人はぜひご覧ください。
目次
不動産業界への転職で、転職エージェントを利用すべき6つの理由とは?
まずは、不動産業界への転職になぜ転職エージェントをおすすめするのか、その理由から解説していきます。転職エージェントのサービスの基本を理解していきましょう。
仕事が忙しくても、スムーズに転職活動を行うことができる
転職活動を始めると、求人を探したり企業と連絡を取り合ったりとやることが沢山あります。仕事が忙しくてなかなか手を付けられず、転職活動を後回しにしているという人も多いのではないでしょうか。
転職エージェントを利用するとこのような作業を代行してくれるうえ、転職活動が予定通りに進むよう常にリードしてくれるので、転職活動をスムーズに進めることができます。
不動産業界に強い、特化型の転職エージェントがたくさんある
不動産業界は業界規模が大きいので、不動産業界のみに特化した転職エージェントも多く存在します。
同じ不動産業界を目指す転職者でも、転職エージェントからサポートを受けた人と自力で進めている人では効率性や結果に大きな差が生まれるでしょう。
不動産業界を目指すなら、なおさら転職エージェントの利用がおすすめです。
非公開求人を紹介してもらえる可能性がある
転職サイトなどで一般的に公開されている求人とは違い、転職エージェントは特定の人だけに開示される『非公開求人』という案件を保有しています。
『採用』は企業の戦略と密接に結びついており、採用情報が競合他社へ漏れないように非公開で採用活動を進めたい企業が多いからです。
非公開求人には重要ポジションが多く、転職エージェントに登録すると条件の良い求人に出会える可能性が高まります。
不動産業界に特化した対策をサポートしてもらえる
『転職』と一口に言っても、業界ごとに選考方法や重視されるポイントはそれぞれ異なります。効果的な選考対策を行いたいなら、業界に特化したスタッフからアドバイスをもらうのが一番です。
先ほどお伝えしたように不動産業界に特化した転職エージェントはいくつもありますので、業界の事情を考慮したサポートを行っているサービスに出会うことが可能です。
転職で年収・ポジションアップが成功する可能性が高くなる
転職エージェントは非公開求人をはじめとした好条件求人を多く保有しているので、年収・ポジションアップできる選択肢が広がります。
また、内定後に年収などの条件を企業と転職者がすり合わせる『条件交渉』についても、できる限り良い条件で転職できるように転職エージェントが間に入って交渉してくれるので、自分で交渉するよりも満足のいく結果に終わるケースが多くなっています。
転職サポートを無料で受けられる
転職エージェントでは以下のような転職サポートを行っています。
・キャリア面談
・求人紹介
・書類添削
・面接対策
・条件交渉
・企業とのやり取り
何と言っても、これらサービスを全て無料で受けられるのが最大のポイントです。転職エージェントは企業側が紹介料を支払う形になっているので、転職者側は一切負担なく利用できます。
【コラム】未経験でも不動産業界に転職できる?
不動産業界は比較的間口が広く、未経験者を歓迎している求人も多数あります。
『住宅』は生活に身近な存在なので、商品理解がしやすいという特徴があることも理由の一つです。また、不動産はかなり大きな買い物なため、専門的なスキルよりも顧客から信頼される『人柄』が重視されるシーンが多く、未経験でも誠実に働いてくれる人が歓迎されています。
不動産業界に興味のある人は、業界経験がなくてもぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
転職エージェントを利用すれば、手間が省けるうえに選考対策などのサポートを受けることができ転職成功率がぐっと高まります。これらの理由から、不動産業界への転職には転職エージェントの利用をおすすめしています。
不動産業界への転職で転職エージェントを効果的に活用する7つのコツとは?
上でご紹介したように転職エージェントを利用するとたくさんのメリットがありますが、実は効果的に活用するための『コツ』があります。
転職エージェントを最大限に活用するためにはどんな工夫をすればよいのか、見ていきましょう。
複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントを最大限に活用するための最初のステップとして、自分に合ったサービスを見つけることから始めましょう。
様々な転職エージェントが存在する中でそれぞれ得意な分野や強みがありますので、まずはいくつかのサービス登録し比較するのがおすすめです。
「このエージェントが合うな」と分かってきたら徐々に利用するものを絞っていきましょう。
総合型と特化型の転職エージェントを併用する
転職エージェントの中には、様々な業界・職種の求人を網羅的に扱う『総合型』と、特定の分野に特化した『特化型』の2種類があります。
CM等で目にするような大手サービスはほとんどが『総合型』で、求人数が多く選択肢が広がるのが強みです。一方『特化型』はその分野に精通したスタッフがそろっており、綿密なサポートを受けることが可能です。
転職活動を成功させるためにはどちらも欠かせないポイントですので、2種類のサービスを併用するのがおすすめです。
経験や実績・スキルを正確に伝える
転職活動では、キャリアアドバイザーとの面談や企業との面接で自分の経歴を話す機会が多くあります。この時に注意したいのが『情報を正確に伝える』ということです。
曖昧な記憶のまま話をしたり自分を良く見せようと誇張したりすると必ずどこかで矛盾が生じ、一気に信頼を失ってしまいます。最悪の場合、『経歴詐称』で入社後に解雇されてしまうケースもあります。
せっかくの努力を水の泡にしないよう、情報の正確性には気を配ってください。
キャリアアドバイザーとの面談前に、キャリアプランを明確にしておく
キャリアアドバイザーとの面談時間を有意義に使うためには、事前に自分の考えを整理しておくことがポイントです。
転職を検討している理由やこの先どうしたいのかなど、キャリアアドバイザーへ現状を共有できるようメモを準備しておきましょう。
理想のキャリアプランが決まっている人は具体的に話せる状態にしておいてください。「まだどうしようか迷っている」という場合は現時点での考えをキャリアアドバイザーに伝え、アドバイスしてもらうのもOKです。
任せきりにせず、自ら業界動向などの情報収集を行う
転職エージェントは転職活動においてとても頼れる存在ですが、そのサポートに甘えて『受け身』にならないように注意が必要です。
転職はあくまで自己責任ですし、これからの人生に関わる重要な決断ですので、自らも積極的に行動していきましょう。
「こんなはずじゃなかった……」という事態に陥らないように情報は自分でしっかりチェックしておいてください。
複数の転職エージェントから同じ企業に応募しない
企業によっては複数の転職エージェントに同時並行で採用を依頼しているケースもあり、別の転職エージェントから同じ求人を紹介される場合があります。
転職活動において同じ求人に応募する『重複応募』はご法度ですのでこの点に気を付けましょう。
「管理ができない人なのでは?」「適当に応募しているのでは?」などと捉えられ、悪い印象を与えてしまいます。
キャリアアドバイザーとの相性が悪い場合には、変更を希望する
自分に合う転職エージェントを見つけることが始めの第一歩ですが、次にチェックしたいのが担当してくれるキャリアアドバイザーとの相性です。
キャリア相談から内定後のフォローまで転職活動を二人三脚で進めるパートナーですので、相性によって当然結果への満足度も変わってくるでしょう。
初めについてくれたキャリアアドバイザーと相性が合わないと感じた場合は、遠慮せずに変更を依頼するのがおすすめです。
【コラム】不動産業界の求人にはどんな職種がある?
不動産業界の事業内容は大きく分けて以下の4つに分類されます。
開発:都市・建物を開発する
販売:建物・土地を販売する
仲介:不動産所有者と利用者の仲介を行う
管理:建物のメンテナンスを行う
開発を行う企業では不動産開発や用地仕入れ、販売や仲介は営業(個人・法人)、管理では不動産管理などがメジャーな職種となっています。
未経験からも比較的挑戦しやすい職種の一つは、仲介を行う企業の個人営業です。マンションやアパートを探している人に物件を勧める仕事で、特別な知識・スキルよりも顧客に寄り添った親身な対応が必要とされます。
転職エージェントはいくつかのコツを掴むことでさらに効果的に活用することが可能です。ご紹介したようなポイントを踏まえて転職エージェントを利用してみてください。
不動産業界への転職には、どんな転職エージェントがおすすめ?
転職エージェントというサービスについてご理解いただいたところで、次は転職エージェントを選ぶためのポイントについて解説します。
不動産業界への転職におけるエージェント選びで注目すべき『観点』を見ていきましょう。
不動産業界の非公開求人の保有数が多い
先ほど解説したように転職エージェントは特定の人だけに開示される『非公開求人』を保有しています。当然、この求人数が多ければ多いほど転職先の選択肢は広がります。
さらに、求人数が多いということは企業からの信頼が厚くコネクションが強いということですので、より詳しい情報を持っている可能性が高いでしょう。
転職エージェントを選ぶ際、まずは求人数に注目してみてください。
扱っている求人の質が高い
『数』と並んで重要なものといえば『質』です。自分が応募したいと思えるような求人を扱っている転職エージェントを選びましょう。
特に優良企業やホワイト企業の求人をたくさん持っている転職エージェントがおすすめです。
反対に、いくら求人数が多くてもブラック企業と呼ばれるような会社の求人ばかり勧めてきたり、条件の良い求人がなかったりする場合は利用を見送るのが賢明です。
業界の最新動向を把握している
転職市場は社会情勢から大きな影響を受けることに加え、新技術の開発や新鋭企業の進出などによって業界内でも様々な変化が起こります。
転職事情はその時々で大きく変化していくため、最新動向を常に把握している転職エージェントでなければ適切なサポートを受けることができません。
転職のプロとしてきちんと情報のアップデートができているかどうかをチェックしましょう。
不動産業界の転職サポート専門スタッフが在籍している
不動産業界での転職を考えている人は、不動産業界そのものの知識がなかったり、転職支援実績がなかったりといった転職エージェントは避けましょう。
不動産業界出身者のキャリアアドバイザーが複数人在籍している転職エージェントだとベストです。
不動産業界でのキャリア形成について理解している人なら、安心してキャリアプランを相談できます。自分に向いている職種や肌に合いそうな企業も提案してもらえるかもしれません。
【コラム】不動産業界への転職には、どんな資格があると有利になる?
不動産業界には様々な職種があることや、取り扱いに専門知識が必要なことから、不動産関連の資格は非常に多く存在しています。中でもメジャーな国家資格には以下のようなものがあります。
宅建士(宅地建物取引士):物件の販売・仲介に関する専門知識を持つ
不動産鑑定士:不動産価値の鑑定をするスキルを持つ
マンション管理士:マンションの管理や維持に関するアドバイスを行うスキルを持つ
国家資格はいずれも合格率が低く難関資格とされていますので、保有していると転職でかなり有利になります。
転職エージェントを選ぶ際、まずは『量と質』を重視しましょう。さらに不動産業界での転職支援に強いサービスを見つけられるとベストです。
不動産転職を目指す全ての人向け!おすすめ総合型転職エージェント4選
ここからは、不動産業界への転職におすすめしたい転職エージェントを実際のサービス名を上げてご紹介していきます。
まずは各業界・職種の求人を網羅的に扱う『総合型』のサービスについて見ていきましょう。
リクルートエージェント
王道の転職エージェントとして全ての人におすすめなのが『リクルートエージェント』です。
非公開求人数だけで10万件以上と業界トップの規模を誇っており、とくかく多くの選択肢に出会うことができます。大手企業の求人も豊富に取り扱っています。
※求人数は2020年8月時点でのものです。doda
出典:『doda』
『doda』はリクルートエージェントに次いで求人数の多い転職エージェントです。キャリアアドバイザーによる書類添削・面接対策も好評で、総合点の高いサービスと言えます。
転職サイトとも連携していますので、まずは転職サイトで求人をチェックしてみるのもおすすめです。
パソナキャリア
出典:『パソナキャリア』
転職が不安でキャリアアドバイザーからしっかりとサポートしてもらいたいという人には『パソナキャリア』がおすすめです。
大手転職エージェントの中でも寄り添った親身なサポートに定評があり、2019年・2020年のオリコン調査では転職エージェントの顧客満足度No.1第一位を獲得しています。
パソナキャリアの公式サイトはこちら
マイナビエージェント
出典:『マイナビエージェント』
『マイナビエージェント』は新卒の就活サイトでも有名なマイナビが運営している転職エージェントです。
特に若手の転職支援を得意としており、ユーザー層も20代~30代前半がメインになっています。20代向けの求人には未経験OKのものもたくさんありますので、年齢層がマッチする人はぜひ登録してみてください。
【コラム】不動産業界に転職したい20代におすすめの転職エージェントは?
不動産業界を志望する20代の人におすすめなのが、上でご紹介した『マイナビエージェント』と『ハタラクティブ』です。
マイナビエージェントの求人は第二新卒以上の正社員向けがメインになっていますが、ハタラクティブでは第二新卒のほか既卒やフリーター向けの求人が多くなっています。
現在正社員でキャリアアップを図りたい人はマイナビエージェント、これから正社員としてのキャリアを形成していきたいという人にはハタラクティブがおすすめです。
総合型の転職エージェントは、『量と質』で力を持っている大手のサービスがおすすめです。それぞれ取り扱い求人やサポート大切が少しずつ異なりますので、自分に合ったものをいくつか登録しましょう。
不動産業界の転職に強い!おすすめ特化型転職エージェント5選
次に、不動産業界に特化した『特化型』の転職エージェントをご紹介します。
不動産業界の求人を多く保有し、専門スタッフが在籍しているサービスを厳選しました。
不動産キャリアエージェント
『不動産キャリアエージェント』はその名の通り不動産業界専門の転職エージェントです。
不動産業界の中でも、転職者一人ひとりの経歴や志望企業・職種に合わせてその分野を得意とするキャリアアドバイザーが担当してくれるので安心です。
不動産業界ならではポイントを押さえた選考対策が好評です。
宅建Jobエージェント
『宅建Jobエージェント』も同じく不動産業界に特化した転職エージェントです。
利用者のうち3割以上を女性が占めており、女性も働きやすい不動産業界の求人を取り揃えています。
キャリアアドバイザーの手厚いサポートにも定評があります。
不動産&建設転職エージェント
『不動産&建設転職エージェント』は不動産業界・建設業界に特化した転職エージェントです。
書類選考で提出する『履歴書』『職務経歴書』を一緒に作成してくれるという転職者にとって嬉しいサポートがあります。
不動産業界は開発・販売などを行いますが、建設業界はその建物などを『つくる』役割を担っています。不動産業界と併せて建設業界にも興味がある人はこちらで両業界の求人をチェックしてみてください。
『いえらぶ不動産転職』のエージェントサポート
『いえらぶ不動産転職』は求人情報を掲載している転職サイトです。総合型の求人サイトには他業界の求人もあるため、条件に合うものを見つけやすくしたいという想いから不動産業界に特化したサイトが作られました。
ベースは自分で求人を探す転職サイトながらも、困ったことや相談があれば転職アドバイザーにLINEで相談できるようになっています。
自分のペースで転職活動を進めながらも不安な時はプロに相談したい、という人にぴったりのサービスです。
SFX Management
『SFX Management』は不動産金融専門の転職エージェントです。
『不動産金融』は業界で言うと『金融業界』にあたるのですが、不動産ビジネス全般に興味がある人はこちらもチェックしてみるのがおすすめです。
また、すでに不動産業界での経験がある人は、畑を変えて不動産金融でキャリアアップするのも良いかもしれません。
【コラム】不動産業界に転職したいなら、まずは転職エージェントに登録!
ここまでご紹介したように、国内には様々な転職エージェントが存在しています。それぞれが異なる強みを持っていますので、複数のサービスを併用しながらたくさんのメリットを享受していくことをおすすすめします。
不動産業界に転職したい人は、まず転職エージェントへ登録することから始めましょう。
不動産業界に特化した転職エージェントはたくさんあります。まずは不動産業界について良く知りたい人から、業界内でさらなるキャリアアップを目指す人まで、状況に合ったサポートを受けることができますので、こちらもぜひ登録してみてください。
転職エージェントを活用して、不動産業界への転職を成功させよう!
この記事では、不動産業界への転職に転職エージェントをおすすめする理由や活用のコツ、実際におすすめしたサービスについて解説してきました。
転職エージェントを利用しプロにサポートしてもらうことで、転職満足度はぐっとあがるはずです。
サービスを賢く活用して不動産業界への転職を成功させましょう!