
福島で総合型と地域特化型のおすすめ転職エージェント6選!
2020/11/27福島で転職を考える際は、転職エージェントの利用が必須であると言っても過言ではありません。 こちらの記事では、福島の人材市場の情報に加えて、おすすめの転職エージェントや転職エージェントの利用方法をご紹介します。 ぜひ福島で転職を検討される際のご参考としてください。
福島の転職について

2019年度に実施された経済産業省による工業統計調査(地域別統計表)によると、福島の製造品出荷額は東北1位となっています。 福島には電子機器、化学品、自動車部品などの工場が多いことに加えて、建設業も盛んであり、内閣府が発表している2017年の県民経済生産によると、第二次産業(製造業、建設業等)に限った総生産は、宮城を凌いで東北で1位です。
また同県民経済生産でその他の産業を確認すると、第三次産業(卸売や小売など)において、郡山を擁する福島は東北第2位の規模になります。また、県内総生産に占める第一次産業(農業、林業、水産業)の割合は約1.1%(東北平均約2%)と低い一方で、第二次産業の割合は約35%(東北平均約25%)と高くなっています。
このように分析すると、製造業や建設業などの第二次産業の求人が豊富である福島の人材市場の背景が理解できます。 それでは以下で、福島県の転職について詳しくご紹介します。
出典:『経済産業省 工業統計調査(地域別統計表)』
『内閣府 県民経済計算(平成29年度)』
福島の転職市場について
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の発表によると、福島の有効求人倍率は2020年8月で「1.18倍」となっています。東京が「1.22倍」であることを考えるとやや人材需要が低いといえますが、東北地方の有効求人倍率は「1.09倍」なので、東北内においては需要が高いといえます。
また、厚生労働省の令和2年度地域別最低賃金改定状況によると、福島の最低賃金は800円です。東北地方では793円が主流の中でいくばくか高い水準ですが、都内の最低賃金1,013円には大幅に劣り、都内で転職する場合と比べると給与が低くなる可能性が高くなることが分かります。
しかし、都内に比較して支出が少なく済む面もありますので、この賃金レベルの差がそのまま生活レベルに影響するわけではない点に注意が必要です。
出典:『独立行政法人 労働政策研究・研修機構 職業紹介-都道府県別有効求人倍率』
『厚生労働省 令和2年度地域別最低賃金改定状況』
転職エージェントを利用するメリット
東北内では恵まれた人材市場とはいえ、都内と比較すると求人数が少なく、給与ベースも高いとはいえない福島において、好条件の求人を見つけることは容易ではありません。しかし、多くの求人を保有している転職エージェントに相談することで、求職者は自分の特性や転職希望に合った求人紹介を受けることができます。
また、転職エージェントは、過去の求職者の属性や転職先、そこでの定着率などの膨大な情報を蓄積していますので、自分の市場価値やマッチングしやすい業界・職種を把握することも可能です。さらに、転職のプロであるアドバイザーによる書類添削や面接対策サービスも受けることができますので、転職を効率的に進められるだけでなく、転職成功の可能性を高めることができます。これだけのサービスや情報の提供を基本的には無料で受けられることも、大きなメリットです。
福島でおすすめの総合型転職エージェント
転職エージェントを利用するメリットはご紹介しましたので、こちらでは福島で転職する際に、ぜひチェックしていただきたいおすすめの転職エージェント(総合型)をご紹介します!
総合型転職エージェントとは?
転職エージェントは大きく2つに分けることができます。あらゆる業界や企業を網羅し、数万〜数十万に及ぶ求人を保有している「総合型」の転職エージェントと、求職者や企業の属性などにおいて、特定分野に特化した求人を保有している「特化型」の転職エージェントです。 総合型は所謂大手の転職エージェントで、圧倒的な求人数に加え、転職市場における情報量を豊富に有しており、転職アドバイザーの質も高いと言われています。転職活動において総合型のエージェントへの登録は必須になりますので、以下のエージェントをぜひ参考にして下さい。
リクルートエージェント | 保有求人数はダントツの1位
福島に限定すると、公開求人が764件、非公開求人が455件となります(同社公式サイトより)。
また2011年度時点の情報と少し古いのですが、同社公式サイトの情報をまとめると以下の通りとなります。
・転職決定者の年齢層は26歳から30歳
・転職決定の業界は「IT・通信」が約21%でトップ、同決定職種は「
・転職決定者のうち約63%
・保有求人の約90%が内資系企業で、外資系企業は10%
リクルートエージェントの相談時間は平日は20:00まで、土日祝は18:
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
※2020年11月現在、希望に応じて相談時間は柔軟に対応してくれるようです。
doda | 転職者満足度1位
出典:『doda』
dodaはアドバイザーの評価が特に高いエージェントで、そのサポート力が評価されているだけでなく、LINEを使ってアドバイザーと気軽に連絡を取れる点など、そのサポート体制も評価を得ております。
丁寧で、且つ利用しやすいサポートは求職者が重視する項目であり、同社はエージェント調査における満足度ランキングで1位(同社公式サイトより)を獲得することもあります。また、あらゆる年代に対して転職サポートを提供していますが、
電話サポートが中心となりますが、平日の面談時間が20:30まで、日祝は面談ができないものの、土曜日は18:30まで受け付けている点も、忙しい転職希望者への強みと言えます。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
マイナビエージェント | 20代や第二新卒、未経験でも応募できる求人多め
出典:『マイナビエージェント』
同社は転職実績等に関する情報も公開していないのですが、総合型転職エージェントでありながら、企業については「IT」や「情報通信」の分野、求職者については「20代」や「第二新卒」「未経験転職」に強みを持っている点が特徴です。
電話サポートが中心となりますが、相談時間は、平日は20:30まで受け付けており、土曜日は17:30までの面談が可能です(日祝はお休み)。ただ拠点によって異なるケースがありますので、お電話で確認されることをおすすめします。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
パソナキャリア | メーカー系の求人が多くサポートも手厚い
福島に限定すると、公開求人は151件となります(同社公式サイトより)。
創業年はリクルートエージェントよりも1年古く、転職における長年のノウハウを多く蓄積している歴史あるエージェントです。そのため、付き合いが深い企業も多く、パソナキャリアでしか募集していない求人もよく見かけます。特にメーカー系の求人が多いことが特徴です。
求人の質については「的外れなものが少ない」と評価が高く、サポート体制に加えて求人の質の面でも評価を得ているエージェントです。 同社が公式サイト上で公開している情報では、求人業界は「ソフトウェア・通信」がトップで約19%、職種は「IT・エンジニア」が最も多く約22%となっております。転職による年収アップ率は約67%です。
電話サポートが中心となりますが、相談時間は平日は21:00まで、土曜日は18:00まで受け付けています(日祝はお休み)。
パソナキャリアの公式サイトはこちら
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
福島の転職に強い地域特化型転職エージェント
続いて、福島やその周辺地域の転職に特化している地域特化型の転職エージェントを2社ご紹介します!
フクジンキャリアサポート | 福島の求人だけを取り扱っている福島県特化型

フクジンキャリアサポート公式サイトで公開されている求人は66件ですが、これはあくまでも保有求人の一部であり、エグゼクティブの非公開求人も含め、多数取り扱いがあります。 また、福島に深く根差したネットワークを生かし、フクジンキャリアサポートでしか扱っていない独占求人も保有しており、その求人の質に大きな強みを発揮しています。
フクジンキャリアサポートの公式サイトはこちら
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
ヒューレックス | 東北地方の転職支援に特化
出典:『ヒューレックス』
ヒューレックスはヒューレックス株式会社が運営している転職エージェントです。仙台に本社を構え、全国に支店がありますが、東北地方の転職支援に重点をおいています。 ヒューレックスの公式サイトによると、公開求人は約9,000件にのぼり、非公開求人は推定2万7,000件近くとなります(非公開求人は全体の75%との記載から逆算)。公開求人については勤務地を福島に絞ると、631件の求人紹介となっています(同公式サイトより)。 東北地方を中心に、地元の銀行から優良企業の紹介を受けて、その紹介先企業の求人を扱うユニークな方法で独占求人を扱っており、相談時間も基本的には求職者に合わせる方針であることから、求人の質やサポート体制の充実に期待できます。
※当該記事に記載の情報は2020年11月時点のものです。
転職エージェントの登録に迷うことがあれば、今回ご紹介したエージェントにまず登録することをおすすめします。登録して利用していく中で、自分の市場価値を把握しつつ、自分に合う転職エージェントを数社に絞り併用していきましょう。
転職エージェントの利用方法
具体的におすすめの転職エージェントをご紹介しましたが、これらの転職エージェントをより効果的に利用するためには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。 こちらでは転職エージェントを利用する際に気をつけるべきポイントをいくつかご紹介します。
まずは、転職エージェントを利用する際の具体的なフローをご紹介します。
1.転職エージェントに登録
気になる転職エージェントのサイトにある登録フォームに必要事項を入力し、登録します。登録に際してはそこまで多くの情報を求められないので、数分で完了することがほとんどです。
2.転職アドバイザー(キャリアアドバイザー)との面談の日程調整
登録が完了すると、転職エージェントの担当者から電話、またはメールで連絡がきますので、面談の日程を調整します。お近くに転職エージェントの拠点がない場合は、電話面談やWEB会議システムを用いた面談がメインになります。
3.転職アドバイザー(キャリアアドバイザー)との面談、キャリアカウンセリング
面談内容は求職者のスキルや経験、志望業界や志望企業、転職理由などの確認です。 所要時間は多くのエージェントで2時間程度となっています。
4.求人紹介
面談内容に基づいて、求人の紹介を受けます。
5.応募(必要であれば応募書類の添削や面接対策のサポート)
求職者は興味のある求人があれば応募して、選考に進みます。面接等の日程調整についても、基本的にはアドバイザーが代行してくれます。※必要に応じて応募書類の添削や面接対策のサポートを受けます。
6.面接
書類選考に合格した後は、面接に進むことになります。
7.内定
選考が順調に進んだ場合、内定連絡を受けます。この内定連絡もアドバイザーから受けることになります。 その後、給与の交渉や現職の退職手続きが必要になります。これらは求職者に大きな負担がかかるものなので、アドバイザーから適切なアドバイスを受けながら対応することになります。
転職エージェントに希望条件(職種・業界・年収・勤務地)を明確に伝える
転職アドバイザーは転職のプロフェッショナルですが、転職するのは求職者自身です。 限られた時間の中で、転職アドバイザーから効果的なアドバイスを得るためにも、希望の条件や自分のスキル、経験はある程度明確にしてから相談に進むことがおすすめです。
非公開求人があれば紹介してもらう
求人には表に出ない非公開求人があります。非公開求人は、求められるスキルや経験が高いことや、その求人内容から新規のプロジェクトや事業計画が推察されることを避けるために、公にならない求人を意味します。 求められる求人のスペックが高いために、年収などの待遇面が良いことが特徴です。
転職エージェントとの相性が合わなければ変更をお願いする
転職アドバイザーとの相性が悪ければ、変更を申し出ることも可能です。 コミュニケーション不足やそもそも求職者が志望する求人を扱っていないなどの場合は別の対応が必要ですが、人対人のお話なので、合う合わないはどうしても生じてしまいます。 アドバイザーとの相性が悪いと感じた場合は、その理由を出来る限り明確にした上で、アドバイザーの変更を申し出ることも可能です。理由を明確に伝えることで、次のアドバイザーの人選の際に転職エージェント側で参考にすることが可能になりますので、ご自身のためにも必ず理由を伝えるようにしてください。
まとめ
今回は福島で転職する際におすすめの転職エージェント6社を紹介しました。 転職成功の鍵は、キャリアアドバイザーや転職のタイミングによるところもありますので、1つの転職エージェントに固執せずに、複数の転職エージェントを積極的に利用しながら転職活動を進めてください。特徴の異なる転職エージェントを使って幅広く情報を収集しつつ、転職活動を効率的に進めましょう!