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【保存版】退職の交渉のフローまとめ | 円満退社を実現する10ステップ

event2020/10/09 キャリアコンサルタント監修

いよいよ転職する会社も決まり、後は退職手続きをするだけとなりました。どうせなら円満に会社を辞めたいですよね。その為にはいったい何を気をつければ良いのでしょうか。

 

今回はそんな転職時での退職活動においてでもどのようにしたら円満退社出来るのかを知りたいと考えている人のために、

「円満退社を実現する10ステップ」

「退社日の調整方法について」

「有給消化の考え方について」

などについてまとめました。

 

現職を退職する際に気を付けるべきプロセスをまとめたので、参考にしてみてください。この記事を読むだけで転職でも円満退社ができる見通しが持てるようになるでしょう。 それではさっそくご紹介していきます!

1.例え他社への転職が理由でも円満退職することはできる?

円満退社を実現できるかは直属の上司や経営者の考え方や会社の企業文化によって違うので、絶対に円満退社が出来るというお約束はできません。

ただし、円滑な退職手続きにはほぼ決まった流れが存在するのも事実。 しっかりと準備をし、流れに沿って手続きを進めていけば、基本的には円満退社が出来るはずです。

今回はそんな円満退社を実現するために必要な流れを10のステップに分けてご紹介します。

ステップ1 内定を受託する
ステップ2 最短/最長の入社日を確認
ステップ3 就業規則で退社ルールを確認
ステップ4 上司に退職希望(日)を伝える
ステップ5 退職希望が受け入れられる
ステップ6 退職日と最終出社日の決定
ステップ7 退出届けの提出&受理
ステップ8 業務の引継ぎの完結
ステップ9 社内のあいさつ周り
ステップ10 書類の受け取り

ステップ数が多くなりましたがどれも大事な手順なので、この順番通り進めることをおすすめします。 それでは順番にご紹介していきましょう。

ステップ1 転職先から内定通知書をもらう

まず重要なことは「内定通知書を書面(データ)もらうのが先!退職手続きは後!」ということです。

よく、まだ内定通知書をもらっていない段階で上司に退職の旨を伝えてしまう人がいますが、絶対に避けてください。口約束での内定が覆されるという例は過去にもありますので、書面(データ)でもらうようにしましょう。

また口頭であっても現職に「退職の意思」が伝わってしまうと、退職手続きが進んでしまうケースもあります。まず内定通知書をもらうことがファーストステップです。

ステップ2 最短/最長の入社日を確認

転職先の企業に内定をもらったら、その企業の人事担当者と具体的な入社予定日を相談して決めましょう。入社予定日は転職先の都合で基本的には月のはじめ(毎月1日)に設定されることが多いです。

また、現職の仕事の引継ぎに時間がかかる可能性もあるため、できれば最長でどれだけ入社日を先伸ばしにできるのか確認しておきましょう。

ステップ3 就業規則で退社ルールを確認

現職の就業規則(会社のルールが書かれている契約書)を読んで、退職に関する規則を確認しましょう。

一般的には「退職を希望する場合は、退職日の31日前までに申し出る」というルールを定めている会社が多いです。法律上では2週間前で良いことになっていますが、円満退職をするためには可能な限り、在籍企業のルーツに則った方が無難です。

ですのでこの場合、退職日の31日前までには退職の希望を直属の上司に伝える必要があります。

就業規則は法人企業であれば必ず作成・保管していますので、場所がわからなければ誰か社内の信頼できる人に聞いてみましょう。

ステップ4 直属の上司に退職希望(日)を伝える

就業規則を確認した上で、退職したい旨を「直属の」上司に伝えましょう

直属の上司を飛び越えて社長に話をしてしまったり、いきなり人事に退職希望を伝えるのはダメです。必ず最初は直属の上司に話を通しましょう。

 

ここで重要なのが、お世話になった上司にどうやって退職希望を伝えようか、ということですよね。 まず、転職の話をしたときに応援してくれるような信頼できる上司なら「転職しようと思いまして……」と正直に伝えるべきです。

ただし、転職の話をしたときに突っぱねてくるような話が通じない上司なら「家族の看病が……」とか「家業を継ぐことになって……」など、確実に反対されないような理由を考えて伝えても良いと思います。

 

退職は会社にとってセンシティブな問題。 なにをどう伝えればスッと納得してくれるか、相手が感情的にならないか、ということをしっかり考えた上で伝えることをおすすめします。

ステップ5 退職希望が受け入れられる

あなたから退職希望を聞いた直属の上司は、その報告をさらに上の上司へと順番にあげていきます。

スッと退職希望が受け入れられれば何も問題はないのですが、あなたが何か重要な仕事や役割を与えられている場合、部長や役員からの引き留めにあうケースも多いです。この際に退職日を3カ月先や半年先などで考えてくれないかと交渉されることがよくあります。

しかし、転職先が決まっている場合はその提案を安易に受けてはいけません。前述したように、必ず先に転職先の入社日の意向を確認し、その意向にそぐわない提案をされた際は断る必要があります。もしあなたがまだ転職先を決めずに退職するのであればその交渉に乗るのもひとつの選択です。

 

また中には、そもそも退職を受け入れようとしない企業もあります。もしいつまでも受け入れようとしない場合は退職日をちゃんと記載した「退職届」を人事に提出しましょう

但し、ここで一点注意していただきたいことがあります。人事に「退職届」を出す前に、必ず直属の上司に「退職を受け入れていただけないのであれば、人事に「退職届」を提出しようと思います」という意思表示をしてください

下手をすると、直属の上司の顔に泥を塗ることとなり、ますます円満退職がしづらくなってまいます。多くの場合、直属の上司にそう伝えると手続きが進んでいきますよ。

 

とはいえ安心してください。 退職に関しては就業規則に記載しているルール、そして法律上の取り決めが絶対です。

ちゃんと退職日の31日前までに申し出た場合は、会社が最後まで取り合わなかったとしても退職することができますので、いつ退職の意向を申し出たのかを記録しておくと良いでしょう。

ステップ6 退職日と最終出社日の決定

無事に退職希望が受け入れられた場合、次は「退職日」と「最終出社日」の二つを決めます

まず退職日は、その会社を退職する日なので、保険などの手続きのことを考えると、転職先の入社日の前日に設定した方が良いでしょう。

例:退職日7月31日→入社日8月1日

 

次にあなたが持っている有給日数を考慮して最終出社日を決めましょう。退職日に最後の挨拶を行うために出社するといったこともよくあります。円満退職の為には、退職する企業の意向があればなるべく沿うようにした方が良いですね。

例:退職日7月31日→残り有給日数11日→最終出社日7月20日

 

これも問題なくスッと決まればいいのですが、最終出社日を決める際に有給を取らせず、ギリギリまで働かせようとする企業も多いのが現実です。

企業に対してお世話になったと思っている人は特に、有給を取らずに退職してしまうのですが、これは本当にもったいない。転職先ではしばらくは有給休暇が付与されないことも多いので、私用でやるべきことはなるべくこの有給休暇を使って済ませておくようにしましょう

有給というのは企業が決めたルールではなく、日本の法律で定められた社員として働く人の絶対的な権利です。 退職に当たっての有給消化を認めない行為は違法となる可能性が高いので、必要に応じて労働基準監督署に相談してみましょう。

ステップ7 退出届けの提出&受理

退職日と最終出社日が決まれば、必要な手続きを人事に確認し、指示された通りの書類を提出します

退職届の提出が必須の会社もあれば、必須ではない会社もありますし、退職届の書式が決まっている会社もあります。人事の指示に従い提出しましょう。

無事に受理されれば、退職が正式に確定します。その際、日付を書くことを忘れないでくださいね。

 

また会社に返却しなければならない物(携帯電話やPCなど)や資料(名刺や機密資料など)がある場合は、それぞれの引き渡し日を人事に確認しましょう。

ステップ8 業務の引継ぎの完結

最終出社日までに現場の引き継ぎ業務を完結させましょう。後任がいる場合は後任に業務の進め方やポイントを伝え、もし後任がいない場合はいつか後任が入社してきたときのために、データや書類として引継ぎ資料を作成しておくのがスマートです。

引き止めのために会社がいつまでも後任を決めてくれない場合なども、引継ぎ資料を作成しておけば、退職することは可能ですので、心配しないでも大丈夫ですよ。

ステップ9 社内をあいさつ周り

最終出社日までには、社内、社外を含め、お世話になった皆さんにあいさつ周りをしましょう。直接周ることが出来ない方には、電話やメールなどで挨拶しておくと良いでしょう。

フィナンシェやマドレーヌなど、ケーキ屋さんで売っているようなお茶菓子を手に、社長や役員、職場の同僚に配りながら「お世話になりありがとうございました」と伝えて周りましょう。

ステップ10 返却&受け取るもの

最終出社日には返却しなければならないものと、逆に受け取るものがあります。

会社に返却するもの

■社員章、名刺、身分証明書
■通勤定期券
■制服 など

会社から受け取るもの

■雇用保険被保険者証
■源泉徴収票
■年金手帳
■離職票(後日に郵送)

退職した企業に顔を出すのは気まずいと思うので、最終出社日までに必要な準備は念入りに確認して、もう会社に来なくていいように進めましょう

【コツ】すべてのステップを順番に!

はじめて企業を退職する場合、辞めるときの流れってわかりづらいですよね。大事なことは今回ご紹介したステップを順番に進めていくことです。

お世話になった企業に出来るだけ迷惑をかけないように努めましょう。

まとめ

今回は転職活動において円満に退職する方法についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

冒頭でもお伝えしましたが、結論、円満退職できるかどうかは会社によります! ですが、あなたの努力で出来るだけ円満退社に近づけることは可能。 お世話になった気持ちを大切に、ステップ通りに退職手続きを進めてくださいね。

次回は「転職先への入社準備」についてまとめたので参考にしてくださいね。

※STEP⑧へのリンク ※全ステップのリンク

最高の転職を実現する重要まとめ

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